【初心者向け】もう怖くない!麻雀の点数計算の基本をやさしく解説(早見表つき)
麻雀で多くの人が最初につまずく最大の壁、それが「点数計算」ではないでしょうか。 「符(フ)とか翻(ハン)とか、呪文みたいで意味がわからない…」 「アガったはいいけど、何点もらえるのかサッパリ…」
ご安心ください! 最初から完璧に点数計算をできる人はいません。今の時代、麻雀アプリや全自動卓が計算は全部やってくれます。
この記事では、点数計算の複雑な式を覚えるのではなく、「何が点数に影響するのか」という仕組みの基本と、「自分のアガリがだいたい何点くらいなのか」がわかるようになることを目指します。
点数を決める2つの主役:「翻」と「符」
麻雀の点数は、主に「翻(ハン)」と「符(フ)」という2つの要素から計算されます。
RPGで例えるなら、こんなイメージです。 最終的なダメージ(点数) = 技の威力(翻) + テクニカルボーナス(符)
① 翻(ハン):アガリの価値、点数のメインエンジン!
「翻」は、役の価値やドラの数を合計したものです。これが点数計算で最も重要です。
- リーチ:1翻
- タンヤオ:1翻
- 役牌:1翻
- ドラが1枚:1翻
例えば、「リーチ」と「タンヤオ」でアガって、ドラが1枚あれば、「1翻 + 1翻 + 1翻 = 合計3翻」となります。
ポイント:翻が1つ増えるごとに、点数は約2倍になっていきます! まずは、自分のアガリが合計何翻あるのかを数えることが、点数計算の第一歩です。
② 符(フ):作り方の難しさを示す、細かい点数
「符」は、アガリの形の作り方の難しさを示す細かい点数です。
- ポンやチーをせず、自力で刻子(コーツ)を作った(+8符)
- 待ちの形が珍しい(+2符)
- 雀頭(アタマ)が役牌だった(+2符)
- カンをした(+8符~32符)
など、色々な条件で加算されていきます。
最重要ポイント:初心者のうちは、「符」は完全に無視してOKです! 符の計算は非常に複雑で、上級者でも間違えることがあります。「よくわからないけど、何か細かいボーナス点があるんだな」くらいの認識で全く問題ありません。ほとんどのアガリ(体感8割ほど)は30符~40符の間に収まります。鳴いた場合は30符、リーチの場合は40符と思ってもらって構いません。
まずはこれを覚えよう!点数計算 早見表
理屈はさておき、「で、結局何点なの?」が一番知りたいところですよね。 下の表は、初心者がアガる点数のほとんどをカバーできる魔法の早見表です。今回は30符と40符について見ていきます。
自分が「子(親以外)」の場合と「親」の場合で点数が変わるので、注意してください。
【超便利】麻雀 点数早見表(初心者向け)
麻雀 点数表(30符の場合)
▼自分が子の場合
翻数 | 点数の呼び名 | ロン(相手からアガる) | ツモ(自分で引いてアガる) |
1翻 | – | 1,000点 | 300点 / 500点 |
2翻 | – | 2,000点 | 500点 / 1,000点 |
3翻 | – | 3,900点 | 1,000点 / 2,000点 |
4翻 | 満貫 (マンガン) | 8,000点 | 2,000点 / 4,000点 |
5翻 | 満貫 (マンガン) | 8,000点 | 2,000点 / 4,000点 |
6-7翻 | 跳満 (ハネマン) | 12,000点 | 3,000点 / 6,000点 |
8-10翻 | 倍満 (バイマン) | 16,000点 | 4,000点 / 8,000点 |
11-12翻 | 三倍満 (サンバイマン) | 24,000点 | 6,000点 / 12,000点 |
13翻以上 | 役満 (ヤクマン) | 32,000点 | 8,000点 / 16,000点 |
※ツモの点数は「他の子から貰う点数 / 親から貰う点数」です。 | |||
※1~3翻の点数は、最も一般的な30符~40符の場合の目安です。 |
▼自分が親の場合(子の約1.5倍!)
翻数 | 点数の呼び名 | ロン(相手からアガる) | ツモ(自分で引いてアガる) |
1翻 | – | 1,500点 | 500点 ALL |
2翻 | – | 2,900点 | 1,000点 ALL |
3翻 | – | 5,800点 | 2,000点 ALL |
4翻 | 満貫 (マンガン) | 12,000点 | 4,000点 ALL |
5翻 | 満貫 (マンガン) | 12,000点 | 4,000点 ALL |
6-7翻 | 跳満 (ハネマン) | 18,000点 | 6,000点 ALL |
8-10翻 | 倍満 (バイマン) | 24,000点 | 8,000点 ALL |
11-12翻 | 三倍満 (サンバイマン) | 36,000点 | 12,000点 ALL |
13翻以上 | 役満 (ヤクマン) | 48,000点 | 16,000点 ALL |
※ツモの点数は「全員から貰う点数」です。 |
麻雀 点数表(40符の場合)
▼自分が子の場合
翻数 | 点数の呼び名 | ロン(相手からアガる) | ツモ(自分で引いてアガる) |
1翻 | – | 1,300点 | 400点 / 700点 |
2翻 | – | 2,600点 | 700点 / 1,300点 |
3翻 | – | 5,200点 | 1,300点 / 2,600点 |
4翻 | 満貫 (マンガン) | 8,000点 | 2,000点 / 4,000点 |
▼自分が親の場合(子の約1.5倍!)
翻数 | 点数の呼び名 | ロン(相手からアガる) | ツモ(自分で引いてアガる) |
1翻 | – | 2,000点 | 700点 ALL |
2翻 | – | 3,900点 | 1,300点 ALL |
3翻 | – | 7,700点 | 2,600点 ALL |
4翻 | 満貫 (マンガン) | 12,000点 | 4,000点 ALL |
具体例で見てみよう!
例えば、あなたが子で、下のような手でアガったとします。
- 役: リーチ (1翻), タンヤオ (1翻)
- ドラ: 1枚 (1翻)
合計翻数は「1 + 1 + 1 = 3翻」ですね。
これを上の「子がアガった場合」の表に当てはめてみましょう。
- もしロンなら → 3,900点
- もしツモなら → 1,000点 / 2,000点
このように、翻さえ数えられれば、おおよその点数がわかるのです!
まとめ
難しく考えすぎる必要はありません。まずは、この3ステップを意識してみてください。
- アガったら、まずは「翻」がいくつあるか数える(役+ドラ)。
- 上の「早見表」を見て、自分の翻数と照らし合わせる。
- 「だいたいこれくらいの点数なんだな」と把握する。
点数計算は、何度もアガったり、他の人のアガリを見たりしているうちに、自然と感覚が身についてきます。最初はアプリや自動卓に頼りながら、少しずつ「翻」を数える練習をしてみてください。
麻雀の楽しさは、点数を覚えてからが本番です!頑張ってください!