麻雀のルール(初心者向け)

麻雀コラム

【初心者向け】これを読めばわかる!麻雀の基本ルールをやさしく解説

「麻雀って、なんだか難しそう…」 「役とか点数とか、覚えることが多くて大変そう…」

そう思っていませんか?確かに麻雀は奥が深いゲームですが、基本的なルールは意外とシンプルです。この記事では、「何を目指すゲームなの?」「どうやって進めるの?」という最初の疑問に答える形で、麻雀の基本を優しく解説します。

1. このゲームの目的:アガリの形を完成させよう!

麻雀は、ものすごく簡単に言うと「決められた組み合わせを誰よりも早く作る」ことを目指す、絵合わせゲームのようなものです。トランプのポーカーやラミーに少し似ています。

その「決められた組み合わせ」というのが、「4メンツ1雀頭(じゃんとう)」という形です。

  • メンツ(面子):3枚1組のセットのこと。これを4つ作ります。
  • 雀頭(ジャントウ):2枚1組のペアのこと。これを1つ作ります。

合計「3枚×4セット + 2枚×1ペア = 14」の牌(パイ)を集めればアガリ(ゴール)です。

メンツには2種類あります

  1. 順子(シュンツ):階段のような数字の並び (例:萬子の「二三四」、筒子の「678」など)
  2. 刻子(コーツ):同じ牌3枚のセット (例:索子の「七七七」、字牌の「東東東」など)

雀頭はこれ!

  • 雀頭(ジャントウ):同じ牌2枚のペア。「アタマ」とも呼ばれます。 (例:「白白」など)

つまり、麻雀の最初の目標は、手持ちの13枚の牌を、この「4メンツ + 1雀頭」の形に近づけていくことなのです。例を見ていきましょう

一番右の牌は自分の番に持ってきたものです。これは左から順子、順子、暗刻、順子、雀頭になっているため「4メンツ +1 雀頭」が成立しています。

これは左から4組が順子で、雀頭が9本の竹がある牌です。緑色の竹(ソウズと言います)の5を持ってきたことでソウズの5,6,7の順子が完成し、あがることができます。

これは左から4つが暗刻で南は雀頭です。このようにすべて暗刻でも問題ありません。

2. ゲームの基本的な流れ

ゲームの流れは、以下の4ステップの繰り返しです。とてもシンプル!

  1. 配牌(ハイパイ) ゲーム開始時、各プレイヤーに13枚の牌が配られます。
  2. ツモ(自摸) 自分の順番が来たら、山に積まれた牌から1枚取ってきます。これを「ツモ」と言います。手牌はこれで14枚になります。
  3. 打牌(ダハイ) ツモってきた牌と手持ちの13枚を合わせて、一番いらないと思う牌を1枚選び、自分の前に捨てます。これを「打牌」と言います。手牌はまた13枚に戻ります。
  4. 繰り返し 次の人の順番になり、その人も「ツモ→打牌」を繰り返します。

この「1枚引いて、1枚捨てる」というサイクルを続けながら、手牌を「4メンツ1雀頭」の完成形に整えていきます。

3. スピードアップ技!「鳴き(ナキ)」とは?

自分で牌をツモってくるだけでなく、他の人が捨てた牌をもらってメンツを完成させることもできます。これを「鳴き」と言います。

  • ポン:他の人が捨てた牌で「刻子(同じ牌3枚)」を作ること。
  • チー:左隣の人が捨てた牌で「順子(階段の並び)」を作ること。

鳴きを使った場合はこの画像のように牌の向きを変えて一メンツとして数えます。左隣の人から牌をもらう場合は左の牌を横向きに、対面の人からもらう場合は真ん中を横(今回の画像)、右からもらった場合は右の牌を横向きにします。

鳴きをうまく使うと、アガリまでのスピードが格段に上がります。ただし、鳴くと点数が少し下がったり、作れなくなる役があったりするデメリットもあるので、注意が必要です

4. どうなったらアガリ?「ロン」と「ツモ」

手牌が「あと1枚で4メンツ1雀頭が完成する!」という状態を「テンパイ」と言います。 テンパイしたら、アガリはもう目の前です。アガリ方には2種類あります。

  • ロン:他の人が捨てた牌でアガること。「ロン!」と宣言します。
  • ツモ:自分で山から引いてきた牌でアガること。「ツモ!」と宣言します。

5. 最重要ルール!「役(ヤク)」がないとアガれない

これが初心者が最初につまずくポイントです。 実は、ただ「4メンツ1雀頭」の形を揃えただけではアガることができません。

アガるためには、その手牌に必ず1つ以上の「役(ヤク)」というものが必要になります。役は全部で40種類近くありますが、全部覚える必要は全くありません!

まずは、この3つの役だけ、なんとなく覚えてみましょう。

  • リーチ(立直): 「鳴き」を一度もせずにテンパイした時に「リーチ!」と宣言する役。初心者最強の役です。
  • 役牌(ヤクハイ): 「白」「發」「中」や、場と同じ風の牌(東場なら「東」)を3枚集めると成立する、とても簡単な役。
  • タンヤオ(断么九): 数字の1と9、字牌を使わず、2~8の牌だけで手牌を完成させる役。

最初は「アガるには役が必要なんだな」ということと、「困ったらリーチをすれば役になる!」ということだけ覚えておけば大丈夫です。

まとめ:麻雀の基本ステップ

  1. まず13枚の牌が配られる。
  2. 自分の番が来たら、山から1枚引き、いらない牌を1枚捨てる。
  3. これを繰り返し、「4メンツ1雀頭」の完成形を目指す。
  4. 完成させる手には、必ず「役」が1つ以上必要。(わからなければリーチを目指す!)
  5. 誰よりも早くアガリを宣言(ロン or ツモ)した人の勝ち!

どうでしたか? 麻雀の基本的な流れは、これで掴めたはずです。点数計算などの細かいルールは、実際にプレイしながら少しずつ覚えていけば全く問題ありません。

まずはこの基本ルールを頭に入れて、友達やゲームアプリで一度プレイしてみてください。実際に牌を触ってみることが、上達への一番の近道ですよ!

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